8月1・2日 ブルノ(チェコ)
今回は伊藤さんが8耐参戦の為、1人でのテストになった。
チェコも例外でなく今年は猛暑でブルノに到着した日は34度。
夜も熱帯夜で、しかもホテルは4つ星なのにエアコンがない。
窓を全開にしてもこれっぽっちも風が入ってこない。
1日目は少々寝不足気味のまま長いテストをこなした。
前日までヤマハのマルボロチームがテストをしていたから
コースコンデションとしては悪くない。が、前回のテストから
比べると路面温度が高くて日中は50度。
スズカ8耐並の数字です、これは。
前回のテストで良い結果を得たタイヤが全然グリップせず
「今回はダメかも」ムードが漂う。
テスト2日目も快晴。
NSRの調子がイマイチ冴えずに思うようにメニューをこなせない。
ごまかしながらテストを進め、路面温度は相変わらず50度なので
冗談まじりに「レース用タイヤが今回タイムアタックのタイヤになるんじゃない?」
みたいなこと言ってたらホントにタイムが出てビックリ。
前回のテストのベスとタイムと同じタイムが出て、みんなビックリ。
しかも、何周も同じようなタイムで走れるからこれまた凄い!
最後にアーブさん提案のチューン・アップで、ピットアウトした瞬間に
「これ、めちゃくちゃタイム出そう・・・・」っと直感で思った。
が、コースの3分の2まできてソフトのタイヤが路面温度に耐えられず
コーナー入り口で大きくスライド・・・。
実はそのまえにも大き目のハイサイドを喰らっていて、そのラップを
周ってきてみるとベストタイムと大差がない。
後に、コンピューターで計算してみるとハイサイドを喰らってコンマ5秒
入り口でスライドでコンマ75秒ロスした計算。
2つ足して、ちょっと少なく見積もっても1.2秒をロスした・・・ということは
2分0秒台に入っていたかもしれない!!!(マックスのレコードが2分1秒2)
その晩悔しくて眠れなかったのは言うまでもないでしょう。
ブルノの最終コーナー。このサーキットの中で一番ホイルスピンが発生する場所。だからこんなに沢山のブラックマークが付いています。 |