オランダGPは日本の次に忙しいGPだ。
95年にオランダのチームで走っていた時のスポンサー「BLUMEX」(花のエクスポーター)
の社長はじめ社員を引き連れて応援に来てくれる。第二のホームグランプリっと言った所でしょうか。
今年は(今年も?)ダッチウェザー(晴れたり曇ったり雨降ったり、一日中5分ごとに天気が変わる)にとても左右された。ここ数戦悩んでいるフロントタイヤのグリップ不足を少しでも解消する為にタイヤの選択はもちろん、空気圧の微調整、フロントサスペンションで補える事を中心に進めていたが、2日目はウェット・ハーフドライ・5分だけドライとめまぐるしく路面コンディションが変わってセッティングどころではない。決勝当日の朝もハーフウェットでフロントタイヤのテストが出来ない・・・。仕方なくラストチャンスに望みをつなげて新しい16.5インチのフロントタイヤをぶっつけ本番でトライすることにした。
スタート自体はOKだったが1コーナーのアウト側から行こうとしたら内側からヘロヘロと弾き出された数台に道を塞がれ行き場を失いほぼ最後尾・・・。1周目の間に4台程抜いて1周目は15位。フロントタイヤは意外にグリップしてくれたけどリアがズルズルで厳しい。その割りにはトントンと順位を上げられて8位まできた11周目、最終コーナー手前で3速にシフトダウンした途端に「ガラガラガラ」と嫌な異音が・・・。
原因は3速ギアの破損。
自分のバイクが壊れる3周前にチームメイトのマックおじさんがトラブルで止まった時にミッションオイルの臭いがしたので「もしかしたら俺のも来るかなぁ」っと覚悟はしていたけれど・・・。
今回は2人ともまったく同じトラブルでリタイヤという結果になってしまいケニーから本当に申し訳ないって頭を下げられてしまった。
ん〜さすがに3回連続のマシントラブルは泣ける。
次回は7月14日イギリスGPです。
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