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高級とは?

海外に限らず、テストに行くと空港から
サーキット、ホテルの往復にレンタカーを借りる。

「今回はどんな車かなぁ」

借りるグレードは決まっていても
そのクラスの中での配車になるから
鍵を貰うまでは毎回ワクワクする。

この前は超コンパクトカーの新型スマートだったが
今回は、今の日本を代表するプリウス

前車は自分でも旧型を所有してるから
どうに新しくなったか興味津津

後者は初ハイブリッド

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テストライダーという職柄か、車・バイク何でも乗ると
評価をしたくなる。良い意味でも悪い意味でも・・・・

では、勝手にショート・インプレッション開始!

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「あの○●○は良かったよなぁぁ」と昔を懐かしむ
おじさんだけにはなりたくなかったが
どうやら最近その気があるようで・・・

旧型の「バイクみたいな車」な所をとても気に
入っているが、新型は完全に乗用車ライク。

バタバタとした足回りが「運転してるぅ」
という実感を与えてくれていたサスペンションから
シットリしなやかなミドルクラス級の乗り心地へ・・・

唸って絞り出していたエンジンパワーは
排気量アップ効果で、そして味付けは
超マイルドでとても乗り易く変身

でも個人的には、やはりピーキーでバタバタしたサスがいい!

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セビリア空港から借り出す時に「これに無料アップグレード出来るぞ」と
レンタカー屋に勧められるまま最少クラスと同じ金額で乗れるのだから
快く受け入れ、配車された車はプリウスだった。

「使い方は分かるか?」

「大丈夫、日本車だから!」

意気揚揚とL35番の駐車スペースに行くとそこに車はあった。
意外と狭いラゲッジルームに荷物を積んで乗り込む

四角いキーを差し込みエンジンスターターの
ボタンを押してもエンジンが掛からん・・・

ん〜〜初ハイブリッドなのに
知ったかぶりをしてしまって少々後悔・・・

でもそのまま「D」レンジにカチャっとレバーを
動かしてアクセル踏んだら動いた

内燃機関で加速することに体が慣れきっている
ものだから、新鮮な加速感。

タイムラグが一切なく、トルクの谷も感じずに
スーゥゥゥ、と加速していく

燃費もさすが、いいですね
へレスまで100kmの道のりを走っても
デジタル目盛は1つしか減っていない。

往路、荒れているはずのスペインの高速道路
でもそう感じさせない足まわりが気になった

路面の状況がハンドルを通じて伝わってこない
運転席と下界でキッパリ別れているように。

これに似た感触をセルシオでも味わった
Toyotaの思う高級志向はこの方向か。

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パドックでトーチュー遠藤さんを助手席に乗せ
「え、これって電気だけで動くの?」

「そうだよぉ」と自慢げに左側にあったEVボタンを
1回押すと音無く、スルスルスルスル〜と動き出す

遠   「これモーターだけで何キロ走れるの?」

宣 「2Kmくらいですよ。2010年までにはプラグイン
と言って家庭電源で充電して18kmまで
走行距離が延びるのを販売予定らしいです」

自分でトヨペットの店員になれるかも、と思った。

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復路は夜も明けない集中豪雨の中の運転
接地感のないハンドリングで2倍気を使った。

水が溜まっている所を通過すると普通の車なら
多少ハンドルが右か左に取られて
「あ〜危ないなぁ、気を付けなくちゃ」
と思うのですが、この車、何も起きません。

分からなければ、分らないまま通過してOKですが
普通の車で怖い思いを知っているだけに構えて
何も起きないのはかえって気苦労が多くて・・・・

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結論は体が高級志向に付いていけないだけですねぇ(−−;