山あり谷あり |
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今週は真夏のオーストラリア
メルボルンで行われている全豪オープンは気温40度で選手らが苦戦しているとのニュース
でも直前にフィリップアイランドでテストしていたユキオに聞くと
涼しくてエンジニアはフリース着てたよ、と・・・・
メルボルン近郊は風の向きで気温が大きく左右される。
砂漠でカラカラに乾いた風、そんなのが内陸から吹くと40℃オーバー。
まるで誰かに目の前でドライヤーをあてられているかのよう
一方、タスマニア側からは南極(そんなに近くはないけど・・・)
から届いてるかのようなヒンヤリとした風が吹いてると25℃そこそこ
体感はもっと低いからフリースが必要
テストの3日間は常にタスマニア側から吹く風
少々強く吹いていたが日差しは強くポロシャツでいけた
襟のガムテープは「RIZLA」のロゴを隠す為のガムテープ
オーストラリアでのタバコ広告規制は数年前に始まった
RIZLAはタバコを巻く紙なので規制外だったが
今年になって「紙」も規制の対象になった
何かと規制の厳しいフランスでは既にロゴの露出禁止な為に
「RIZLA」無しのチームウェアーも存在するが
昨年はフランスGPには行っていないのでもらうチャンスは無かった
チームスタッフの中には知らされていなかったのか
ただ単に忘れたのか数人はこうしてガムテープを張って応急処置
カッコ悪・・・
昨年のフィリップアイランドは、決勝中の雨でクリスが表彰台に立てたものの
予選では信じられない程の苦戦を強いられた
今年のSuzukiにとって、正念場になるかもしれないので
なんとかしてあげたい
テスト初日、出だしこそ良かったものの早々壁に当たる
ジョンの車に乗ったが、確かにこれではタイムが出ない
普通だとサーキットが変ってもその前に走ったセッティングから始めて
そこそこ行けるのだが・・・これはぁぁ全然ダメだ・・・・
自分は彼らのGSV-Rに乗ってどこが良くてどこが悪いかを
エンジニア、メカニックに伝えるだけ
ある程度彼らの好みを把握してるつもりだが、彼らのセッティングは出来ない
そのライダーにとって一番乗り易いセッティングが最良のモノだから
最終日、クリスはそれまでのものから大きく変更したセッティングで
突破口を見つけ出しタイムも大きく伸ばした
エンジニアにわがまま言って時間が無いところ乗せてもらった
お〜今までのバイクとかなり違う!いいぞぉ!!
この先、開発する上でとても重要なテストになった
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