バレンシアGPはワイルドカード枠で出場を予定していたがオーストラリアで怪我をした
ケニーの代わりとしてGPチームからの参戦となった。
自分的にはチーム体制が良くなっていいのだが、
今年一年やってきたテストチームの面子でレースをしたかったという気持もあった。

車両もケニーのバイクをそのまま引き継ぐ形となったが、
同じGSV-Rでも個体差があって金曜の午前中は少し戸惑う。
しかしフロントサスの微調整を何度か繰り返すのみで全て順調に事は進んだ。

レース用のタイヤはいつもテストしているが予選用はチェコGP以来。
グリップが良過ぎて限界まで使えきれずにジョンに遅れることコンマ5秒。
けどレース用セットではコンスタントにタイムを持続出来ていたので不安は無かった。

グリッドで隣りには予選で出遅れたロッシが。なんだかとても賑やかだ。

スタートはクラッチミートで少し滑らせ過ぎて少々出遅れる。
1コーナーで接触・転倒したロルフォを避け1周目は16位。
ホフマン、エリソンを2周目に抜き14位。
セテが止まって13位、と同時にエリアスも抜いて12位。

車体はとても良い感じで攻められるバイクになっていて1秒程あった
ホプキンスとのギャップもあっという間に縮まり8周目にちょっと強引にパスして11位。

中野も射程距離内だし、今日は目標通りの10位以内だ!

が、9周目のストレートを立ち上がるとエンジンが「ボボッボボボボ・・・・・・」

「こんな時に限って・・・・・」

手を上げてスローダウン。
ピットに戻ろうとしたが2コーナーで完全にエンジンが止まり、リタイア。
絶好調の波を結果には結び付けられませんでした。(;_;